北風ブログ-729

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2023/1/6 更新

明けましておめでとうございます

新春をいかがお過ごしでしょうか?令和5年、皆様方のご活躍・御清栄を衷心より祈念いたします。

実は、私、まだ医師をやっております。医師は資格であり、よほどのことがない限り剥奪されることはないので、死ぬまで医師でいることができます。そのため、ニーズがあれば一生働くことができます。これがいいのか悪いのか、むつかしいところです。会社なら定年をむかえると必然的に第二の楽隠居の人生を歩むか、別の会社に再就職します。一般の方、会社員の方は定年後、退職金を元手に年金をもらって自分の好きなことをして生きていくという選択肢が出てきますが、私たち医師や看護師、薬剤師、検査技師などは本人の意思とニーズがあれば一生働くことができます。働けるとなるとどうしても働いてしますのですね。私の同級生でもほとんどの方は何らかの形で医師業をやっております。

令和4年6月より、私の勤務しております医療法人内の4つの急性期医療病院と慢性期医療の病院が2つに集約され、阪和病院・阪和記念病院としてJR阪和線の我孫子町駅から徒歩5分の場所に新築されました。私、昨年6月よりこの2つの病院(トータルで913床)に勤務しております。やはり働くのです。

この2つの病院の大きな特徴は急性期疾患である脳卒中や心筋梗塞や外科系疾患を扱う病院とリハビリテーションや慢性期疾患の療養を行う病院が隣接していることです。1階から4階までが阪和記念病院、5階から8階までが阪和病院です。2病院が一つの建物に入ることにより、お互いの医療資源や医師・看護師の医療スタッフの密な交流が可能となりますし、患者さんにとっても急性期・慢性期に応じて同じ建物内で簡単に転院できるので評判も上々です。相乗効果とはこのことだと実感しております。今後の病院の在り方を示していると思います。

私の医療法人で最高年齢の医師は90歳でした。最近リタイアされたのですが、これも本人の意思ではなく法人からのやんわりとした退職の勧告でした。曰く「そろそろご自分の人生を楽しまれたらいかがですか?」でも、そのあとも85歳の医師、80歳の医師、70歳代の医師は多数、医師の高齢化もすごいですよね。

今年もよろしくご指導・ご鞭撻お願いいたします。




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